Q&A 臨床心理士になるのってやっぱり難しいで …
2009年11月05日
Q.質問
臨床心理士になるのってやっぱり難しいですか?今大学で心理学を学んでいる3年生です。大学院への進学は今まで考えていませんでしたが進学する試験って難しいのでしょうか?また、私が心理学部を選択した理由なのですが、「私はおそらく人並み以上には傷つけられる経験をしてきました。そんな私だからこそ理解できる人がいて、癒してあげることが出来たらな、と考えたからです。」そのためには心理学部でカウンセリングの仕方や人の心について学びたいと思っていました。しかしながらいざ入学してみると、心理学は数学に近いもので、人の心を数値に当てはめ冷静に分析する学問だったのだと、心理学実験をして思い知りました。私はなんというか、もっと感情的に仕事をしたいのです。そして私の考えている上の「」のようなものにはなれないのかな、と感じました。そこで質問なのですが人の話を聞いてあげられる職業ってどんなものがありますか?児童相談所の職員さんとか?ですか?大学院には行くべきでしょうか?
2009年11月20日
A.回答
こんにちわ。まず初めに、臨床心理士になりたい場合、どこの大学院でもいいのではなく、心理臨床学会から一種指定を受けている大学院に行かなくてはいけません。そして、大学院修了後、試験を受け(筆記・面接)、それに合格しなくては臨床心理士にはなれません。すでにお調べになっていたのなら、余計なアドバイスでしたね。大学院の試験は、各学校でそれぞれ特色があるようですので、その学校の過去問を見たり、HPでその学校の先生の専門分野を調べてそこを勉強したり、市販の問題集などもありますから、それらで勉強したりするとよいのではないでしょうか?私は、とにかく過去問と、市販の問題集の英語をやりまくりました。以下の回答は、あくまで私個人の感想と考えですので、こういうのもあるんだな、という参考程度にお考えくださいね。私も、自分自身と、そして家族全体がどうしようもなく傷ついたことがあり、心理カウンセラーになって傷ついた人たちの役に立ちたい、と思い、大学は心理学科に入りました。ただ、大学の授業で教えてもらえることは限りがあり、「心理学を勉強した」という気持にはあまりなれませんでした。ですので、一年生のころからの希望でもあったので、一種指定の大学院に入学しました。一種指定の大学院では、学生もカウンセラーとして、実際にクライエントと治療契約を結び、カウンセリングにあたります。もちろん、学生ですから、先生からスーパービジョン、という、アドバイスやカウンセラー自体の治療などをしてもらいながら行います。その中で私は、自分自身が傷を抱えたままだったり、自分の傷にとらわれているままでは、他人の心を癒すことなどできない、むしろ自分の子の傷にクラエントを巻き込むのではないか、という絶望と恐怖でした。カウンセラーになりたい人は、自分がクンセラーに助けてもらいたかった人が多いのだそうです。あなたさまの文章を読んでいると、とても勝手ですが、過去の自分のような気がしてきます。カウンセラーは、感情で仕事をしてはいけないのだと、私は実感しました。もちろん、目の前のクライエントに対して誠実であり続けることは大原則ですが、相手や、自分の感情を冷静に見つめることができなければ、相手も自分もとても危険なのではないでしょうか?あなた様が臨床心理士になることを反対しているわけではありません。大学院で学べることはとても多く、私もとても貴重な体験をたくさんさせていただきました。ただ、その過程で傷つかないか、そのことが心配なのです。人の話を聞く仕事は、たくさんあります。児童相談所もとても大切なお仕事でしょう。家庭裁判所の調査官も、何らかの傷を負った人たちとお話しするお仕事です。ただ、どちらもとても大変で難しいお仕事のようですし、やはり、物事を冷静に考える能力が必要のようです。私は、「仕事」として誰かが癒えていくための援助をしたい、という気持ちは捨てました。どこにいっても、現実と理想のギャップをひしひしと感じるからです。かわりに、何気ない日常の中で、何気なく援助ができれば、と思っています。これまで、いろいろな経験をなさって来たのでしょう。その経験を生かして、あなた様が一番納得する形で、これからも色々な経験をなさっていってください。長文且つ散文で、失礼いたしました。
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